エックスサーバーのメールをIMAPでアカウント設定するときの注意

レンタルサーバーのエックスサーバー(XServer)に作成したメールを送受信設定するとき、IMAPを使う場合に注意すべきことがある。

たとえば、Outlook(classic)の場合には、受信サーバ、送信サーバを入力して、SSLをONにしてとよくやるメール設定を行うと、一見問題なくアカウントが作成され、アカウント名と受信トレイが表示される。メール受信もできる。
だがそのままだと、自分が送信したメールがサーバに残らないつまり「送信済みアイテム」に残らない、そもそも「送信済みアイテム」というフォルダ自体が見当たらない状態になっている。
※まぁローカルの「送信トレイ」には残っていることがあるのだが、名前が違うし「送信トレイ」はオフラインのときに溜めておいてまだ送れていないと勘違いしてしまう。

追加で、同期の設定の「ルートフォルダーのパス」にinboxと書かなければならないという、忘れやすい設定がある。

エックスサーバーのマニュアルページ Outlook用)
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_mail_setting_ol2019.php

※画像はエックスサーバーより借用

こうすることで、サーバーの「受信トレイ」以外のフォルダと同期が可能になる。

同期にinboxと書くのはThunderbirdも同じ。

エックスサーバーのマニュアルページ Thunderbird用)
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_mail_setting_tb_31.php

Thuderbird用のマニュアルには残念ながらIMAPでの追加設定のことは書いていない。
もしかして昔はルートフォルダにinboxを指定しなくてもアプリが自動判断でもしていたのかな?
これまであまり意識したことがなかったかも。

今日ThunderbirdでIMAP設定してみたところ、Outlookと同じように「送信済みアイテム」がない状態で、送信したメールがローカルに保存されてしまう。

やっぱり、「inbox」の指定は必要だ。

サーバー設定の「詳細」の中にある。

IMAPサーバーディレクトリーにinboxを指定する。大文字小文字はどちらでも良かった。
「購読しているフォルダーのみ表示する」のチェックを外すことは任意。

「送信控え」の設定で、「次のアカウントの “送信済みトレイ” フォルダー」で、当該のアカウント名が指定されていることも確認。ここでローカルになっていたりするとダメ。