Android系端末でBluetoothイヤホンの音ずれを修正する
YouTube等の動画で映像よりも音が遅れる「音ずれ」が発生していた。
端末はXiaomiのRedmi Pad SE 8.7。1万3千円くらいで購入して、悪くはないのだが値段なりというかタップへの反応が遅かったり、処理能力は最低限という感じだった。
一方Bluetoothイヤフォンは10年前のSONY DRC-BTN40。
タブレット端末側、イヤホン側、どちらが音ずれの原因かと解析せず、性能的にもこんなものかな?とそのまま使用していた。
Wi-Fi下で発生しているのでダウンロード速度起因ではない。
DRC-BTN40はBluetooth 3.0だそうな。
さすがに古すぎるかと今年になってからiPhone用に買ったBluetooth 5.3対応の機器に取り替えてみても同様に音ずれは発生。イヤホン側の問題やBluetooth規格の問題ではないみたい。
念の為、有線のイヤホン(ステレオミニジャック)で聞くと問題はない。無線時のみに発生するようだ。
ネットで検索してみると、Bluetoothでの音ズレはよくある話らしく、解決策のひとつに音声コーデックを変更するという話が出てきた。
Android系端末では開発者向けオプションで音声コーデックを変更できるらしい。
まず、「開発者向けオプション」などという機能自体を知らない。

手元の端末はXiaomi Hyper OS。
「OSバージョンの部分を7回タップする」と開発者向けオプションを有効にできるとのこと。うーん。不思議なおまじない。わからないでしょ、こんなの。
端末によってはAndroidバージョンの方を7回タップだったりするのだとか。
そして、[追加設定]>[開発者向けオプション]に、確かにBluetooth系のオプションがある。

標準ではBluetooth系がシステムのデフォルト設定になっている。
オーディオコーデックをAACにしたり、その上でビットレートを落としたりしてみたが最初はうまく行かず、最終的には「HDオーディオ」をオフにすることで解決。
ちなみに、Bluetoothイヤホンを接続した状態でないとオプション変更ができなかった点は要注意。

HDオーディオを無効にすることで、オーディオコーデックがSBCに、オーディオサンプリングレートが44.1kHzに固定された。
結果としてこれが効いて音ずれがなくなった。
音質は一般的には AAC > SBCらしいが、私は聴き比べてもわからなかった。いくら音質が良くても音ズレするなら意味ないし。
古いBluetoothイヤホンDRC-BTN40がまだ活用できて嬉しい。
