Outlook(Classic)が.pstのエラーで起動できない

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Microsoft Outlookを起動できません。Outlookウィンドウを開けません。このフォルダーのセットを開けません。ファイル
ファイル名.pst でエラーが検出されました。
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結構、絶望する。

SCANPST.EXEを使って修復には成功するが、エラーは解消しない。

セーフモードでもエラーが発生するためアドイン系の問題ではないようだ。

このエラーが発生したときは、ファイル拡張子が .pst から .pst.corrupt に変わっていた。
ファイル名が違ったらそりゃ読めないでしょ、と思って、.pstに戻してもエラーは変わらない。

corruptは邪悪なとか、腐敗したとかの意味だそうな。

さて、Outlookのトラブルは、プロファイルを作り直してみると解決することが多い。

今回もプロファイルを新規作成し、メールアカウントを登録して、まっさらな状態でスタートしてみた。
もちろん、正常に起動した。

しかし、すぐに怖い画面が現れた。

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Outlook データファイルの破損
現在使用しているOutlook データファイルの1つで問題が検出されました。このプロセスと、このファイルを使用している他のすべてのプロセスが、◯秒後にシャットダウンします。ファイルを修復するには、Outlookを再起動する必要があります。
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新規プロファイルと新規アカウント作成して、すぐにデータファイルが壊れるってどういうこと?

ただ、これである程度原因がはっきりした。

おそらく、POP受信したメールそのものに問題があったと思われる。
サーバに残っていた14日分のメールデータのどれかに問題があるのだ。

見てみると、ファイルサイズが24MBのメールがあった。大きすぎた。サイズが問題だったかもしれないし、もうひとつ、このファイルはメール転送でできていた。

(1)Outlookのルールで自動転送が設定されていて
(2)何らかの理由で転送先から拒絶されてリターンメールになる
(3)リターンメールが再び自動転送される

これを繰り返して少しずつメールが大きくなったのと、エラーReasonや、ヘッダーが無数に積み重なっていきこれが問題だったかもしれない。

さて、この新規データファイルは、修復することでまた起動ができるようになった。

あとは、既存メールの取り込み。

参考サイトに面白いことが書かれていた。

参考サイト)
https://note.com/watsukiya/n/nffd832b69df9

「破損したpstファイルをデスクトップに置けばなぜか読み込める」

デフォルトでは、ドキュメント¥Outlook ファイル¥の下にある.pstファイル。
別のフォルダに置けば(実際にはデスクトップでなくても)問題なく、データファイルの追加を行うことで参照できるのだ。

破損していたファイルには、問題があるメールが複数含まれているが、データファイルの追加からだと、メールアドレスに紐づいていないからなのかエラーにはならない。ただし、問題があるメールを初期のデータファイル側の受信トレイ等移動すると、その瞬間に「データファイルの破損」というさっきのダイアログが出て来る。