24H2へのアップデート後にファイルサーバへアクセスができなくなる

Windows 11を23H2から24H2へアップデートした後、ネットワークドライブへアクセスができなくなった話。
業務が止まってしまうほどの影響があると思う。いつものことだが、勘弁して欲しい。

ネットワークドライブが×になっている。

今回は、Windowsをファイルサーバ(共有フォルダ)にして運用。
クライアントのWindows 11をアップデートし、ファイルサーバは特に何もしていない。

さて、そのネットワークドライブを開こうとすると、

端末によってなのか、アクセスするタイミング(状況)なのか、エラーメッセージもエラーコードまで違う状況。

エラーコード:0x80004005
エラーを特定できません

エラーコード:0x800704f8
組織のセキュリティポリシーによって非認証のゲストアクセスがブロックされているため、この共有フォルダーにアクセスできません。これらのポリシーは、ネットワーク上の安全ではないデバイスや悪意のあるデバイスからPCを保護するのに役立ちます。

Microsoft Windows Network: ローカルデバイス名は既に使用されています。この接続は復元されませんでした。

なお、ドライブレター割り当て済みのドライブへクリックでアクセスするのではなく、エクスプローラーに¥¥サーバ名 でアクセスした場合は、ネットワーク資格情報を求められてしまう。

今回の構成ではパスワード設定をしていないので、入力することもできない。
さて、困った。

参考ページのグループポリシーを変更する方法で問題解決。

参考ページ)
https://www.iodata.jp/support/qanda/answer/s30200.htm

グループポリシーエディタ(gpedit.msc)で
[コンピューターの構成] > [管理用テンプレート] > [ネットワーク] > [Lanman ワークステーション]で、「安全でないゲストログオンを有効にする」が未構成のところ、有効に変えればOK。

なお、正常にアクセスができている23H2の端末で同じくLanman ステーションのポリシーを見てみると、

そもそも設定の数がぜんぜん違うが、「安全でないゲストログオンを有効にする」が未構成であることに変わりはない。
つまり、24H2になって「未構成」の解釈が変わったのか、新たに追加された設定、例えば「安全ではないゲストログオンを監査する」あたりが邪魔しているのか。

とにかく、グループポリシー変更で問題解決。