バッファローの無線機器でEasyMeshを組んでみる

WSR-6000AX8Pをコントローラに、WSR-3000AX4P 2台をエージェントにする。

付属の手順書を見ながらわりと簡単に接続できたし、わかっているようでわかっていなかったメッシュというものに対して、少し詳しくなった気がした。

まずコントローラになるWSR-6000AX8Pは、WBモードにはできないので、RouterモードかAPモードにしておき、あとはEasyMeshをONにするだけ。もしかしたら出荷時からONになっていたかも。

エージェントになる WSR-3000AX4P は、WBモードにして、リセットして、コントローラとLANケーブルで接続して、WIRELESSランプが緑になったら接続完了。LANケーブルを抜く。

コントローラの管理画面で見ていると、接続機器が一覧で見られる。
図の通り、エージェントの2台はコントローラと5GHzで接続されていることがわかる。
そりゃ、初期設定時は3台を近くに置いて実施したので想定内。

実際の設置場所は3台を物理的にまぁまぁ離さなければならず、2.4GHzで接続するイメージだった。
この点をバッファローのサポートへ問い合わせたところ、

コントローラ(親機)とエージェント(中継機)間の接続帯域に関しては2.4GHzで固定、もしくは5GHzで固定することは出来ません。どちらの帯域で接続するかは自動判別のみとなっております。

との回答だった。更に、状況次第で、接続後にも帯域が切り替わる可能性があるとのこと。

本来設置すべき場所で運用してみると思っていたよりも接続感度が良く、コントローラ<->エージェント間は5GHzでの接続され、見ている間は2.4GHzに切り替わることがなかった。これで良しとする。

その他わかったことなど。機器によるし、「バッファローの場合」ということもあるかもしれないが。

  • Wi-Fi CERTIFIED EasyMeshは世界的に統一した規格。バッファロー独自のAirstation connectはメッシュとは言えるがEasyMeshとは別物。
  • コントローラとエージェントの接続は2.4GHzと5GHzが自動判別となる。固定したい場合にはEasyMeshではなく従来の中継機能を使う方法しかない。しかし従来の中継機能では接続できるのが1台まで。(WSR-3000AX4Pの場合)
  • 上記、コントローラとエージェントの接続帯域(周波数)を固定できるかどうかは、バンドステアリングとは無関係。つまりバンドステアリングをOFFにして、それぞれの周波数を生かしたとしても、固定できないことは変わらない。
  • パソコンやスマホなどを機器につなぐ際の接続は、何も変わらない。コントローラがバンドステアリングをONにしていれば自動になるし、OFFにしていれば2.4GHzか5GHzを任意に選択できる。
  • コントローラの機器によるが、接続できるエージェントは4台まで
  • エージェントの接続は有線LANでもOK。これは完全に無線だけだと思っていた。
  • エージェントは接続手順の最初に「機器のRESET」が入っている。つまり、接続前に管理画面のパスワードを変更したり、IPアドレスを決めたりしても意味がない。コントローラと繋いだ後にカスタマイズする。
  • メッシュじゃないときよりもメッシュの方が繋がりが良いかどうか? は体感では正直わからなかった。良いと信じる。